【ふじのくに茶の都ミュージアム】とは
静岡県島田市にあるお茶をテーマにした【ふじのくに茶の都ミュージアム】。お茶について学べるだけでなく、体験を通じてさらに深くお茶について知ることができます。ご家族にもカップルにも、老若男女楽しむことのできる場所です。
- 開館時間
午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
茶室は午前9時30分から午後4時まで(入館は、午後3時30分まで) - 休館日
毎週火曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始
※臨時開館・休館する場合あり。 - 常設展・茶室観覧料
一般(15歳以上) ¥300
大学生以下の学生・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方 無料
【ふじのくに茶の都ミュージアム】の場所・駐車場・入場券購入まで
場所
【車の場合】
新東名高速道路:島田金谷ICより約13分
東名高速道路:相良牧之原ICより約10分
国道1号線:大代ICより約10分
【電車の場合】
JR金谷駅より、バス・タクシーで約5分、徒歩25分
駐車場
駐車場は無料です。
収容台数は80台まで可能です。
駐車場の周りは茶畑に囲まれていました。
入場券購入まで
「ふじのくに茶の都ミュージアム」では「博物館」、「茶室」、「日本庭園」、「カフェレストラン&ミュージアムショップ」の大きく4つのエリアに分かれています。入場券が購入できる博物館に向かいましょう。
手入れの行き届いた中庭を通っていきます。
博物館の2階に受付があります。
階段を上がります(エレベーターもあるので安心してください)。2018年3月にリニューアルオープンしたので、全体的に建屋がきれいです。
上りきると「総合案内&チケット売場」があり、入場券を購入できます。また、体験コースの予約もできます。体験コースの詳細は後程紹介しています。ご覧ください。
博物館
富士山展望ホール
博物館に入場して順路通りに進むと、初めに「富士山展望ホール」に到着します。一面ガラス張りの窓から雄大な富士山が見える場所です。
残念ながら、訪問日は晴れていたのですが、雲が多く、富士山を眺めることはできませんでした。日本庭園を上からの見ることができました。
おもてなし茶
「富士山展望ホール」にて「おもてなし茶」をいただくことができます。
訪問した日は山育ちのお茶「浅蒸し煎茶 深山の里」で、その場で茶葉を急須に入れ、淹れたての風味豊かなお茶をいただけました。
牧之原大茶園展望テラス
展示室に入る前に「富士山展望ホール」に「牧之原大茶園展望テラス」の看板があったので、寄り道です。
テラスに出ると一面に茶畑が広がってました。約5000haの日本一の大茶園です。
展示室 Ⅰ世界のお茶
映像や展示物を通して、世界のお茶の歴史や習慣について紹介されています。
世界のお茶の習慣や呼び方について紹介されています。
世界のお茶が紹介されていて、茶葉も展示されていました。引出しを開けると茶葉の香りを楽しめました。
中国上海にある「豫園」にある茶館「湖心亭」を復元しています。中に入ることもできます。
展示室 Ⅱ日本のお茶、静岡のお茶
日本のお茶の歴史や静岡でお茶作りが盛んになった経緯について展示されています。「欄字」と呼ばれる輸出茶の茶箱や茶袋に描かれた絵が紹介されており、どれも素敵なデザインでした。※一部区間撮影禁止でした。
昭和中期頃まで実際に使用されていた製茶機が展示されており、一連の製茶工程を映像を通して学ぶことができます。
静岡で製茶され、販売しているお茶が展示されています。実際に手に取り、手触りや香りを楽しむことができます。
私はここに展示してあった桜の香りのするお茶「まちこ」をミュージアムショップで購入しました。
展示室 Ⅲお茶の新時代
お茶の成分を顕微鏡で観察できたり、お茶の効用について学ぶことができます。また、世界の緑茶製品が展示されています。
緑茶香水の香りも体験できます。
ミュージアムガイドツアー
1日に2回、係員の方が案内してくださるガイドツアーを開催しています。タイミングが合えばぜひ参加してみてください。
- 開催時間
午前11時からと午後2時から - 所要時間
約45分 - 定員
10名 - 申し込み方法
開催時間に「富士山展望ホール」に集合
体験コーナー
ふじのくに茶の都ミュージアムでは展示室を観覧するだけなく、お茶にまつわる様々な体験に参加することができます。しかも、体験料金は¥100~で大変リーズナブルです。複数の体験コースがあり、申し込み方法や開催時間は体験コースにより異なるので、詳細を紹介していきます。
体験参加方法
後程紹介する体験①抹茶挽き体験、②世界のお茶体験、③冷茶のいれ方体験は「総合案内&チケット売場」にて予約が必要です。
予約後に券売機でチケットを購入します。
④茶道体験は茶室受付にて予約を行います。
どの体験コースも当日先着順で、1回の参加人数は5名程と限られた人数なので、展示室を観覧する前に予約をすることをおすすめします。朝一番で訪れれば、希望の時間帯に予約ができ、計画的に楽しむことができると思います。
①抹茶挽き体験
- 体験内容
「碾茶」を石臼で挽いて抹茶を作り、お持ち帰りできる体験です。 - 体験時間
20分 - 開始時間
平日
9:00/10:30/11:30/13:30/14:30/15:30
休日
9:30/10:00/10:30/11:00/11:30/12:00/13:30/14:00/14:30/15:00/15:30/16:00 - 定員
4名 - 料金
¥100
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②世界のお茶体験
- 体験内容
季節ごとに異なるお茶の入れ方を学べます。2020年9月時点では、中国の喫茶文化について学び、耐熱グラスで龍井茶の茶葉を鑑賞しながら味わう体験ができます。 - 体験時間
20分 - 開始時間
平日
11:00/14:00/16:00
休日
10:00/11:00/12:00/14:00/15:00/16:00 - 定員
5名 - 料金
¥200
③冷茶の入れ方体験
必要なモノ
- 体験内容
カクテルシェイカーを使って冷茶を作り、ワイングラスで味わう体験。
※夏季限定の体験 - 体験時間
20分 - 開始時間
平日
10:00/12:00/15:00
休日
9:30/10:30/11:30/13:30/14:30/15:30 - 定員
5名 - 料金
¥200
④茶道体験
- 体験内容
本格的な茶室で茶道の先生が点てた抹茶と和菓子をいただくことができます。 - 体験時間
20分 - 開始時間
9:30~15:30(20分間隔で実施) - 定員
5名 - 料金
¥500
その他の体験
季節や期間限定で今回紹介した体験以外にも開催されています。
例えば、茶手揉体験、お茶のブレンド体験、茶摘み体験、観月茶席体験、世界のお茶飲み比べ体験。どれも貴重で楽しそう体験ばかりですね。
体験の開催期間の詳細は「ふじのくに茶の都ミュージアム」の公式ページでも確認できます。また、体験が変更や中止等になる場合もあるあるので、訪問前に事前確認いただくことをおすすめします。
小堀遠州が手掛けた茶室・日本庭園を復元
茶室「縦目楼」
京都の石清水八幡宮の滝本坊と伏見奉行屋敷の一部を復元したものです。音声ガイドを無料で貸し出しています。
鎖の間「臨水亭」と数奇屋「友賢庵」は茶道体験をされた方のみ、入ることが出来ます。
書院「対雲閣」
茶屋「向峯居」
日本庭園
京都の後水之尾院の仙洞御所の東庭を復元しています。池泉回遊式・舟遊式の庭園で、池の周りを歩き、舟を浮かべて舟遊びなどをしていました。
庭園内に入り、観覧することもできます。
カフェレストラン・ミュージアムショップ
カフェレストラン 「丸尾原」
ミュージアム内にはレストランが併設されています。お茶に馴染みのあるメニューを取り揃えています。
レストラン内から富士山を眺めることもできます。
抹茶を練り込んだ蕎麦やお茶で炊いた茶飯を堪能できます。
丸尾原
- 営業時間
午前11時~午後2時まで
※ラストオーダーは午後1時半まで - 定休日
ミュージアム定休日
ミュージアムショップ
お茶や関連する食材・茶器、静岡の名産品が販売されています。
様々な種類の静岡茶が販売されています。
お茶のジェラートやパフェも堪能できます。世界で一番濃厚な抹茶ジェラートもありますよ。
ジェラート美味しかったな~
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最後に
体験からパフェまで様々なことを楽しむことができました。本当は茶道体験にも参加したかったのですが、時間が足りませんでした。もし、行かれる方は体験時間を加味して計画してみてくださいね。
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